2017
12/10

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キャリアウーマンの定義に囚われない

キャリアウーマンというと男性社会でもひるむことなくバリバリとスキルを発揮できる女性という印象がありました。しかし最近では仕事に対する考え方、人生に対する考え方に個性が出てきており、誰をキャリアウーマンとみなすのかという定義がはっきりしなくなってきました。

最近の傾向としては女性らしさを忘れずにいつも穏やかでいられる人、美味しい料理を作れる人、人の面倒が見られる人など仕事の面だけではない生き方が重視されているようです。必ずしも男性社会で能力を発揮しなくてもいい、女性には女性にできること、自分なりに満足できる生き方を選択するのが幸せだという考え方に移行しつつあります。そのため、仕事がパーフェクトにできる女性であっても、男性の社会で自身を誇示して働くようなこれまでの定義のキャリアウーマンは少なくなってきました。

このように、自分がどれだけ充実して生きられるかという時代になってきていることがキャリアウーマンの定義がブレ始めた原因と言えるでしょう。仕事も任せられるところは他人に任せ、自分ができる範囲できちんと責任を持つことの方が重視される時代です。正社員に限らず、短時間勤務やパート、アルバイトであっても業務に対する責任がある人であれば、今の社会ではキャリアウーマンと呼ぶこともできるのかもしれません。

さまざまな時代を経て、キャリアに固執するのではなく、どういうふうに過ごすのかという考え方が重要視される時代になってきました。仕事に対する考え方を改めて、今後どのようにキャリアを積んでいくべきがを再度考えていく時がきたと言えるでしょう。